減価償却とは?
減価償却
【げんかしょうきゃく】
これは節税において
避けては通れない用語です
物の価値を知る
という意味でも
しっかり覚えておきましょう
物の価値は減っていく
例えばあなたが100万円で
車を購入したとします
3年後
この車を売却しようと思います
購入した金額
100万円で売れるでしょうか?
物にはすべて価値があります
また、物として
【耐える事ができる年数】
も法で定められています
法定耐用年数と言います
自動車も車種によりますが
3年から5年が
法定耐用年数として
定められています
ちなみに自転車は2年です
細かい定めが色々ありますが
わかりやすく話をすると
基本的に
この法定耐用年数によって
価値が下がるとしましょう
先ほどの100万円の車
5年の法定耐用年数だったとすると
これは3年後には
価値が40万円になっている
と見るのが一般的です
3年で車という資産が60万減った
という事です
定率法や定額法によって計算式は違いますが、
定額法だと
取得価格 × 定額法の償却率になります
不動産の場合
減価償却費(合計)
=建物の取得価額×0.9×償却率×経過年数
これが減価償却における計算式です
償却率というのは
先ほどの法定耐用年数に応じた
償却率というのが定められていて
これによって減価償却費を算出します
節税対策?
ではどうやって節税をするのか?
自分の年収が500万円だったとして
それに対して所得税がかかります
不動産を経営すると
減価償却によって
帳簿上マイナスになりますので
不動産経営の赤字を補填する
という意味で
払った所得税を戻すのです
これは総合課税という仕組みを使います
要は給与年収は500万円
不動産取得年収が
ー100万円だったとして
年収を400万円に対して
所得税がかかるため
節税になるのです
別の用語説明ででも
話はしていますが
不動産収益がマイナスになるのは
あくまで減価償却があって
帳簿上マイナスになります